根やけとは?
根やけとは?
根やけ-肥料焼け
根やけとは、養液の濃度がこくなりすぎて、水耕栽培の根が傷んでしまい、植物が水分や栄養分を吸収できずに枯れてしまうことをいいます。肥料焼けという言い方のほうが一般的かもしれません。土耕栽培では根焼けといっています。水分の蒸発でなかにとけている、化合物の濃度が濃くなることで根焼けをおこすこともありますし、ついつい肥料の量を増やしてしまい根焼けさせてしまうということもあるようです。
かなり、シビアなようで、2倍違って入れてしまっただけで枯れることもあるようです。しかし、実際はもっと奥がふかく、大変なことが起きているのだと思います。たとえ、通常の何倍入れても平気なときもありますし、よくわからないところです。
蓄積されていった物質による影響や、様々な要因によって根焼けがおきます。
これらを家庭菜園でやっていて、正確に原因を特定するのは困難です。おそらく、だいたいで予想して、実際に試していきながらやっていくしか無いのだと思います。
養液の濃度の濃さは目で見てわかればいいのですが、わかりません。そこでECメーターなどを使います。しかし、塩水と一緒で水分が夏場に蒸発してしまえば、濃度が濃くなるのはあきらかですよね?
そうかんがえると、養液の入っている空間は密閉して蒸発する分は極力0にしないとうまくいかないような気もします。
根やけ-根の乾燥
これは、養液が蒸発して根が枯れるというものです。
文字通り干からびて枯れてしまいます。このため、根が外気と接することがないように水耕栽培装置に気を使う必要があります。
大きな培地を使うのはこの乾燥を防ぐという意味で大変有意義です。本当は、一部でも根が破壊されると、それに対応する葉が枯れてしまうわけで、根は少しも養液からでないようにしないといけないとおもうのですが。湿っていればいいのですが、乾燥するとだめです。
高温で根が腐る、枯れる
当然のことながら、植物は高温の熱水にさらされると枯れます。 ゆであがってしまうような状態です。根の入っている養液が暑くなればすぐに鍋のように根の組織が破壊され柔らかくしんなりとしてしまいます。
つまり、生物としては枯れてしまったということになります。そのため、なるべく夏場は養液が高温にならないように工夫する必要があります。土耕栽培のプランターが高温になっても、水分もないので根は傷みにくいのですが、水分があって高温になるとすぐに痛みます。
そのため、土耕栽培では夏の水やりは、朝と夕方が望ましく、昼間には与えないようにします。
植物の葉は健康状態を示す!
植物の葉というのは、栄養状態、根の状態を表します。
葉が小さい、色が薄いと栄養不足、葉が部分的に枯れてくると、そこに対応する根が傷んでいるとかんがえられるのが一般的です。もちろん、他にも問題はありますが、大部分は基本的にこの考え方で判断できます。
問題が起きる原因の場所はほとんどが根!
水耕栽培に限らず、植物で一番大事なのは根です。植物が元気がなくなったり枯れたりしたら、その原因はほとんどが根にあります。
根が傷んだ、そこから細菌が侵入した、などと、非常に多いです。たしかに葉を害虫が傷つけ痛める、泥をはねて葉がカビにやられることはあります。
しかし、水耕栽培は土を使いません。湿気によって多少は、葉がカビにやられるかもしれませんが、天気がよければすぐに回復すると思います。
たしかに、調子が悪い時はほとんど根が傷んでいるようです。