木炭で水耕栽培
木炭で水耕栽培
- 木炭の能力
- 木炭は非常に優れた物質です。水耕栽培に利用できないかと模索中です。
考えてみると、木というのは当然、NPKの栄養分と光と水とCO2を糧にして育っていきます。これは野菜も同じ事です。木の方が硬く密度が高いため多くの栄養分を必要としています。ただ、成長するのに時間がかかるためそれほど急激に栄養をとらなくてもよいので、山など、自然の環境下で何十年もかけて成長していきます。
かたや、野菜は2,3ヶ月という速さで成長します。そのため、あっというまに栄養分が土壌中からたりなくなり、肥料を与えないと上手く育たない植物となってしまいました。
しかし、野菜は木と比べるとスカスカです。ほとんどが水分で、大きさの割にはそれほどの栄養分が必要ではないはずです。
また、そだった野菜を分解して再び肥料として利用しています。これは育った野菜の分だけの栄養分を土壌に戻していることになります。おそらく、収穫して持ちだした部分だけが栄養分として減ったことになるはずです。
では、炭はどうでしょう?おそらく、NPKが含まれているでしょう。1つの水耕栽培容器に400gぐらい入っています。乾燥しているので、生木であれば1kg近いかもしれません。はたして、木と野菜は何倍も密度が違いますので、1kg分の木の栄養は何十倍もの野菜を育てる栄養分に変わるかもしれません。
これはわかりません。想像の域です。
また、炭は溶けてなく成ることはないので、ほんとうに微量しか栄養分として水中には溶け出さないと思います。
かりに、水を含んで1kg分の炭があったとして、それが仮に100kg分の野菜の茎や葉や実を作ることができたとしても、3ヶ月かかって1%しかとけださなかったら、1kg分の野菜の栄養源にしかなりません。
さすがに1kgだと、すこし足りません。夏野菜で5kgくらいはあるかもしれません。でも、CO2は空気中から取り入れるのと、1%ではなく、もう少し炭から栄養分が解け出してくれると期待すると、うまくいくかもしれません。
まったく、なんの自信も根拠もありません。ただ、これができたら面白いですね。
20年位使いつづけられる、有機水耕肥料。木炭!ってなったら。