マクワウリの水耕栽培

マクワウリの水耕栽培



水耕栽培容器を作る


アンモニア対策に砂利、乾燥防止にパーライトを取り入れた水耕栽培装置です。
3L程度のとても小さい発泡スチロールの容器を使います。



マクワウリの水耕栽培
蓋にカッターで給水口と植え穴をあけます。

マクワウリの水耕栽培
容器の方には何も穴を開けません。

マクワウリの水耕栽培
砂利を用意します。

マクワウリの水耕栽培
砂利を発泡スチロール箱に敷きます。

マクワウリの水耕栽培
水を入れます。
これくらいでも砂利があるとないとでは差があるように思えます。
しかし、感覚ですので本当に意味があるかはわかりません。

マクワウリの水耕栽培
パーライトをうっすらと水面を覆うくらい入れます。
パーライトは水に浮くため、カバーのようになって根を乾燥から守ってくれます。

マクワウリの水耕栽培
しっかりとOPPテープで蓋を固定します。

マクワウリの水耕栽培
水と肥料を入れて完成です。


マクワウリの苗を定植する


マクワウリの苗はたまに見かけますが、あまり人気がないように思えます。ブームで一時期頻繁にHCでも見られたのですが、今ではすっかりみかけません。たまたま、うちにマクワウリの種があったので、それを水耕栽培してみることができました。種自体はとても容易に入手できます。



マクワウリの水耕栽培
ちょうど良い感じに育っています。
実はバーミキュライト水耕栽培の方から余った1本を持って来ました。

マクワウリの水耕栽培
水耕栽培で育てた苗なので、根が完璧です。
太く、白く、たくさんの根。
この草体でこれだけの根があるのは水耕ならではです。

マクワウリの水耕栽培
深く水につかるように、下葉をとり植え付けました。


マクワウリの成長の様子


高温を好むマクワウリで、家庭菜園で植木鉢に植えてもなかなか成長せずに難しいものですが、ちょうど今は真夏になり、普通の野菜はダウンするくらいの暑さです。マクワウリにはちょうどいいようです。

また、すでに水耕栽培の根というのがよくて、全くストレスなく水耕で成長を始めました。みるみるうちに成長していきます。これほどいきおいよく、マクワウリが成長するのはあまり経験がありません。



マクワウリの水耕栽培
大きな、濃い緑の葉が展開してきました。

マクワウリの水耕栽培
巻きヅルも出てきて、良い成長です。

マクワウリの水耕栽培
子蔓が伸びて二本になりました。
壁に這うように伸びていきます。

マクワウリの水耕栽培
猛暑日ですとさすがに日中は萎れてきます。
地植えのものもこれくらいはよくあることです。

マクワウリの水耕栽培
さらに二倍くらいにマクワウリのツルが伸びました。


マクワウリの水耕栽培に関して


開花までの段階では全く問題がありませんでした。方式と苗と気温がマッチして全てが 良い条件での成長です。とても勢い良く成長しています。

地植えで栽培した時には、マクワウリ(固定種)はほんとうに弱々しい印象で、F1のメロンなどにも遠く及ばない樹勢でした。5月に植えると、成長できずに枯れてしまうことも多かったです。また、地面から栄養を吸収する力も弱く、なかなか大きくなってくれないことがありました。

そういう種類には水耕栽培は向いているのかと思います。栄養が無理なく吸収できるため、成長がとてもいいです。

土耕栽培はそういうストレスで実の水分が減少して甘くなるのだということもあり、一概に水耕がいいとはいえませんが。






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