キュウリの水耕栽培-完全水耕栽培

キュウリの水耕栽培-完全水耕栽培


キュウリの水耕栽培-水耕容器の準備


キュウリの水耕栽培
今のところ、バーミキュライトの水耕栽培のほうは成長がいいですが、こちらの完全水耕栽培ではまだ成長が確認できるほど時間が経過していません。

キュウリは土耕栽培でも弱く、暑さにも乾燥にも弱くすぐに萎れてしまうことが多いですので、化成肥料を使うという少し強引な方法で栽培できるか心配です。おそらく、液肥の濃度管理や肥料分以外に何か塩類が溜まっていきその濃度が高くなって枯れそうな気もしています。
キュウリ水耕栽培
小さい苗の方が根が少ないのと、適応しやすさで良いことが多いです。種から育てるといいかもしれません。

キュウリ水耕栽培
あまり根がはっていませんでしたが、すぐに新しい根が生えてきます。

水耕
容量3Lの小さな発泡スチロール製の容器です。

キュウリ水耕栽培
養液の排出口を作ります。 
→ ここから空気が入り、乾燥して根が枯れてしまうので、後日、OPPテープで塞ぎました。

キュウリ水耕栽培
植え穴と給水口を作り、キュウリの苗を上からセットします。双葉がかろうじて支えている状態です。はたして、大丈夫でしょうか?

キュウリ水耕栽培
およそ、2gくらいの化成肥料を発泡スチロール箱へ入れました。
あとは、設置して水を満たせば準備は完了です。

水耕キュウリ
初めの苗の状態が悪く、枯れてしまいましたので新しいキュウリの苗をセットしました。


キュウリの水耕栽培-その後の様子


根やけ発生!
根やけです。成長が見られないなと思っていたのですが。 → 後日、OPPテープで排水口を塞ぎました。空気で乾燥して、根が枯れたようです。



キュウリの水耕栽培葉が白い
なにやら、葉色が薄くなってきました。

キュウリの水耕栽培PH
アンモニアの発生を考えると、弱アルカリ性になっているはずですが、この簡易テスト紙では、PHは7前後でした。
アンモニアが大量にとけているとアルカリ性になります。結構、この程度の紙の試験紙でもわかるほどです。もう、アンモニアは存在しないのでしょう。しかし、数日経っても成長が見られません。


キュウリの水耕栽培根
カッターで切ってみると、、、

キュウリの水耕栽培根やけ
実物では、茶色く、枯れかけているような根です。
元気な場合、水耕で伸びてきた綺麗な真っ白い根がびっしりとしているはずです。


水耕栽培方式の改良
ミニトマトにひきつづき、改良することにしました。こういうものは、トライアンドエラーです。真似されるかたはご注意してください。私は、失敗をしてもいいやというつもりでやっています。

微生物が発生するかと思いきや、追いつかず、アンモニアにやらてしまったので、濾過バクテリアに手伝ってもらいます。

池や水槽の砂利を底に敷きます。これで生きているバクテリアが定着していればすぐさま、硝化バクテリアがアンモニウムイオンから硝酸イオンまで硝化してくれるはずです。だと思います。



キュウリの水耕栽培石
昔、池に使っていた砂利です。

キュウリの水耕栽培砂利
適量、発泡スチロール製水耕栽培装置に入れます。

キュウリの水耕栽培発泡スチロール製
セット完了です。

キュウリの水耕栽培水道水
給水口です。
水道水の塩素でバクテリアは殺菌されてしまうんで、カルキ抜きを入れたいところですが、何かほかにいけない物質が溶け込んでもこまりますので、やめたいと思います。

キュウリの水耕栽培化成肥料
2g弱化成肥料を給水口より投入しました。
溶かしてから入れなくともいいのがこの方式の魅力です。溶かす手間がいりません。

根やけから復活するか?
やはり、根やけした根はもう戻らないのでしょうか?一向に樹勢が復活しません。根を見ても新しい根はありません。
萎れることはなく、水分だけは吸えるようです。

一度焼けてしまった根はもう新しく根を発生させることができないのでしょうか?

古い根を切っみましたが、全く効果なく溶けていきました。


キュウリ水耕根焼け
新しい根が発生しているように見えます。
しかし、一週間ほどたつと、また根が茶色くやけてきました。

キュウリ根焼け乾燥
もうダメです。

葉が古くなると、白から緑色が濃くなるのですが、これでは明らかに根に問題があります。
このままでは、 成長をみせることはないでしょう。
根焼け、肥料焼けではないかも?→乾燥による根やけでした。
実は、根焼けと思っていのたですが、新しく作った別の新しい方式でも根やけのようになって、葉が白くなってしまいました。そして、前から少し不思議だったのですが、根の茶色く焼けたようになるのが、水中の奥深くにある部分ではなく水上に近い方の根の先から茶色くなりはじめていました。

肥料は本当に少し、最初の2Lに2gの1回だけで、アンモニアもすみやかに硝化されるようにバクテリアがついた砂利や炭を入れたもので発生しました。

ところが、無肥料というか、炭のみの水耕栽培で根を見てみたところ、やはり、水面上部にある根は少し伸びた後、茶色くなって枯れていました。

これは、水分が蒸発して水位が下がった時に焼けたものです。乾燥が原因です。おそらく。

これは、夏場はかなり大変です。根がむき出しになっていることで水分が蒸発すると一気に根が乾燥します。こんな単純なことが原因だとはおもいませんでした。

培地を使う理由に、養液が入っている層を完全に外気とふれないようにすることが目的があるのかもしれません。

だとすると、排水口などを作っていたのを塞がないとなりません。ここで1つ学習できました。











水耕装置の変更


乾燥対策とアンモニア処理を考えた装置の変更をしてみました。大幅な変更です。といっても、子供の工作にもなりませんが。これで上手くいってくれればいいのです。いままで、何本ものキュウリの苗を枯らしています。今度こそは上手くいってほしいと思うものです。

ミニトマトの水耕栽培
アンモニア対策の砂利を入れました。

ミニトマトの水耕栽培
根の乾燥防止用のパーライトを入れました。うっすらとでいいので、ほんの少しです。

ミニトマトの水耕栽培
再び、蓋を閉めてOPPテープで固定します。


水耕キュウリの成長の様子




キュウリの水耕栽培成長の様子
新葉が緑が薄いです。育苗時に栄養が足りませんでした。

キュウリの水耕栽培成長の様子
本葉2枚めが発生してきました。ここで新葉が白いとがっかりです。また失敗ということになります。この繰り返しを5回はやってきました。今度こそは改良型新方式なので期待したいところです。

キュウリの水耕栽培成長の様子
しっかりと2枚目の本葉が生えてきました。なんとなく、葉脈の周りが緑で他は薄いです。下葉ほど薄いです。これは栄養欠乏の症状です。育苗時の根を切りすぎたなどの定植時の傷であればいいのですが。。。

キュウリの水耕栽培成長の様子
まだ、暑いとうなだれるようにしおれます。

キュウリの水耕栽培成長の様子
ちゃくちゃくと葉が茂っています。しかし、緑が薄いです。肥料を追加していきます。

キュウリの水耕栽培成長の様子
ここで、若干、緑が濃くなり始めています。
キュウリ水耕成長
確実に緑が濃くなりました。もう大丈夫でしょう。
これで一安心です。

水耕キュウリ
あれだけ弱っていたのが嘘のように元気になりました。
何かに巻き付こうとしています。

キュウリの水耕栽培
葉が増えました。
35度近いと、直射日光があたる時間はしおれてします。
きゅうりにとっては少し厳しい条件かもしれません。
 


キュウリの水耕栽培に関して


これも最初は失敗が続き辞めようと思いました。しかし、パーライト乾燥防止を実施してからはみるみるうちに回復して、成長が勢いを増しました。この方式でいいように思えます。

キュウリは真夏は高温と乾燥で枯れてしまいがちなのですが、この水耕の場合、直射日光があたっても発泡スチロールで根の周りは温度があまり上昇しません。これがいいのだと思います。他の薄い厚さの容器を使ったものは成長が悪く枯れ気味であったりします。最悪、高温で根が茶色くなり枯れてしまいます。水耕では根腐れと呼んでいる現象のようです。

こういうことからも、キュウリにとって水耕はいいと思われます。






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